2025年は世界中のイノベーターたちを支援するHLKの創業から175周年に当たります。
当事務所は1850年から、知的財産(IP)保護を専門に取り扱い、世界中のイノベーターや起業家たちと協力して豊富な実績を積み上げてきました。現在、英国における最も歴史の長いIP事務所の一つとして、当事務所のIP法の専門家チームは、数多くの技術や産業部門を横断した最上級のアドバイスが認められ、確固たる国際的評価を築いています。
これまでの175年に渡り、当事務所の特許弁理士、商標弁理士および最近ではIP弁護士も加わったチームは、数々の大きな変化を経験してきました。当事務所やクライアントの皆さまの働き方の変化だけでなく、世界を変え、日常生活の一部となった新しい産業部門、イノベーションやブランドの誕生による変化にも対応してきました。これからもロンドン、ブリストル、リーズ、グラスゴーおよびミュンヘンにある欧州拠点と、中国の広州にある駐在員事務所から、世界で最も先進的で未来志向の事業を展開する企業と共に協力していく所存です。
記念行事の一環として、2025年を通して職員たちによる様々な慈善・コミュニティ活動を予定しており、ボランティア活動、募金活動、慈善寄付、低所得国の起業家支援などが含まれています。
このような活動は2025年以降における当事務所の責任ある事業活動を約束するものです。
最高責任者であるグレアム・ランバートは、次のように述べました。
「私はこの素晴らしい事務所の175周年に指揮を執らせてもらえることを光栄に思います。貴重な伝統の継承者として、2025年を通して当事務所の歴史を祝賀する予定です。
クライアントの皆さまは絶えず新局面を開きつつ、全ての人々の選択肢を広げ、経済的安定を図る新しいアイディア、発明およびブランドを生み出しています。当事務所のコミュニティにおける知的財産の絶大かつ有益な影響を称えるため、175の有意義な方法で変化をもたらす権限を職員たちに与えるチャレンジをしています。当事務所の時間、才能ある職員と資源を投入することにより、善意をつないでいく記憶に残る恩送りの年にしたいと思っています。
社会への還元だけでなく、未来にも目を向けています。これからの12か月は、HLKの全ての職員にとって進化と発展の年になるでしょう。というのも、当事務所は職員とサービスの幅をさらに広げ、引き続きクライアントの皆さまのニーズを確実に予測し満たしながら、IP探究の旅の新たなステージへと乗り出していく所存だからです」。
また、過去175年を振り返りながら、創業以来ずっと職員たちが保護に向けて尽力してきた夢想家や起業家、企業やブランドの創造的才能と創作的努力を称えたいと思います。当事務所の記録を辿っていくと、一部のクライアントの方々とは100年以上もお付き合いが続いていることが判明しました。
長期に渡る先駆者たちとの協力関係の歴史が続く一方で、現在ではグローバル企業、スタートアップ企業、スケールアップ企業や大学もクライアントとして名を連ねています。過去3年間の特許出願調査によれば、当事務所は欧州特許庁における上位50位の出願人のうち10%の代理を務めています。
当事務所の歴史
HLKの起源は1850年まで遡ることができます。ジョージ・ヘーゼルタイン博士とウィリアム・ロバート・レイク氏はそれぞれの特許事務所を併合し、顧問技師と特許弁理士のパートナーシップとしてロンドンを拠点にHaseltine, Lake and Co.を立ち上げました。
当事務所はその歴史を通じて、英国に限らず世界中の企業やイノベーターたちと長期に渡る関係を築きつつ、革新的で先見性のある事業運営を証明してきました。1904年にニューヨーク事務所を開設した後、1942年に売却し、1978年には、その年に欧州特許庁が最初の特許出願を受理する前に、ミュンヘンに事務所を構えました。
2019年のヘーゼルタイン・レイクとケンプナー&パートナーズとの合併により、現在知られているようにヘーゼルタイン・レイク・ケンプナーLLP、即ちHLKが誕生しました。どのようにして革新をもたらしながら、クライアントの皆さまに最善のサービスを提供できるかが、この合併の最重要課題でした。これら二つの成功事例とそれぞれの分野における最高のIP実務家とを合わせることにより、合併後の事務所はその能力と資源を増強することが可能になりました。それ以降、HLKはクライアントの皆さまに全方位的な法務・特許・商標サービスを提供できるようになり、英国および欧州においてひとつ屋根の下に専門知識を結集した稀有な存在となっています。
当事務所の歴史を振り返ってみると、職員たちは常に発展に向けて全力を注ぎ、知的財産部門を構築する上で本分を尽くしてくれました。
共同創業者であるヘーゼルタインとレイクは共に、産業界の変革期であった1870年代の英国特許制度の改革を目指す積極的な活動家でした。レイクは、英国公認特許代理人協会が1882年に設立された際に創設メンバーとなっています。
最近では、HLKのパートナーでアジアグループ主任を務めるダニエル・チュウが、2023年の英国公認特許代理人協会の会長を務めており、同協会の140年の歴史上、会長に選任された最初のアジア人メンバーとなりました。
この記事は一般的な情報提供のみを目的としており、法的助言を構成するものではありません。この記事または統一特許裁判所関連の他の主題に関して助言が必要な場合は、upc@hlk-ip.comまたは担当のHLKアドバイザーまでご連絡ください。